30分で理解する定番&最新ビジネス理論
〜コトラーのマーケティング理論から最新のビジネス理論を短時間で理解する〜

 世の中には様々なビジネス理論が存在します。ここでは、現代のビジネスパーソンが是非理解しておきたい定番および最新のビジネス理論を紹介したいと思います。1記事を読むのにかかる時間は、およそ30分でしょう。いわば、「30分で理解する定番&最新ビジネス理論」というわけです。これらで知的武装を行い、上司を驚かせるのも一興かと。



●主なコンテンツ


第10回
破壊的技術に注目せよ クリステンセンの破壊的イノベーション

 破壊的イノベーションは、アメリカの経済学者でハーバード・ビジネス・スクール教授クレイトン・クリステンセンが提唱したものです。クリステンセンは、アメリカのユタ州ソルトレイク・シティの生まれで、1977年にオックスフォード大学を卒業し、1979年にハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得しています。大学在学中に宣教師として韓国に滞在した経験を持ち、韓国語が非常に堪能だといいます。さらに、同ビジネス・スクールの教授には1992年に就任しています。

 クリステンセンがアカデミズム一本槍の研究者と一線を画すのは、起業家としての横顔を持つ点です。1979年から1984年まで、コンサルティングの世界大手ボストン・コンサルティング・グループに勤務し、その後1984年にマサチューセッツ工科大学の教授らとともに先端素材製造会社CPSコーポレーションを設立しています。これがクリステンセンの起業家としてのスタートになりました。さらに2000年にはコンサルティング会社イノサイト、2005年には投資会社イノサイト・キャピタルと、現在までに3つの会社を成功裏に立ち上げています。

 この間、今回のテーマである破壊的イノベーションに関する著作を世に問います。最初に注目を集めたのが『イノベーションのジレンマ』(1997年、翔泳社)で、今回紹介する破壊的イノベーションに関して言及したものです。さらに2003年にはその続編とも言える『イノベーションへの解』(翔泳社)、2004年には『明日は誰のものか』(ランダムハウス講談社)を立て続けに出版します。いまや、イノベーションと言えば、クリステンセンの名が上がるほどです。

 クリステンセンが説く破壊的イノベーションとは、一言でいうと、「破壊的技術」によるイノベーションを指します。したがって、破壊的イノベーションを理解するには、順序として、まず破壊的技術とは何かを理解すべきです。

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第9回
ビジネスの新たな機会をがっちりつかむ ドラッカーのイノベーション論

 マネジメントの神様・ドラッカーは、マネジメントの中枢機能の一つとして、イノベーションを掲げました。とはいえ、ドラッカーがイノベーションについて語っていることは、あまり知られていないのではいなでしょうか。今回は、ドラッカーのイノベーション論の概要について、分かりやすく解説することにしましょう。


初出:ビジネスリスク経営研究所『Business Risk Management』2007年12月号


第8回
生産性向上の切り札 ゴールドラットの制約理論

 エリヤフ・ゴールドラットは、ビジネス小説『ザ・ゴール』(ダイヤモンド社)で一躍有名になりました。ゴールドラットがこの本で提唱した制約理論(TOC/Theory of Constraints)は、ボトルネックを継続的に改善することで、企業のパフォーマンス向上を目指します。今回は、トヨタ生産方式と同様、高い評価を得ている制約理論について、その基本を解説することにしましょう。


初出:ビジネスリスク経営研究所『Business Risk Management』2007年11月号

関連書籍:『エリヤフ・ゴールドラットの「制約理論」がわかる本』(秀和システム)


第7回
新製品を円滑に普及させるために ジェフリー・ムーアのキャズム理論

 今回は、ジェフリー・ムーアのキャズム理論について解説することにします。ムーアは、米カリフォルニアを拠点に活動するハイテク企業向けマーケティング・コンサルタントで、キャズム・グループの創始者です。彼の名が一躍世間に広まったのは、著書『キャズム』の出版によってです。ここでは、世に送り出された製品が一時期大きな話題になったにもかかわらず、なぜ市場に浸透することなく消えたり、あるいは極めて小さなニッチ市場で細々と生き長らえているのかということをキャズム理論を用いて述べたいと思います。


初出:ビジネスリスク経営研究所『Business Risk Management』2007年10月号

関連書籍:『今日から即使えるマーケティング戦略50』(朝日新聞社)

第6回
競争のない市場を開拓する② 戦略キャンパスと4つのアクション

 前回は、キムとモボルニュの「ブルー・オーシャン戦略」の基本的な考え方について解説しました。その中で、未知の市場空間開拓のためには、差別化と低価格を同時に実現し、バリュー・イノベーションを実現することが重要だと述べました。これに対して、キムとモボルニュは「戦略キャンパス」と「4つのアクション」の活用を提案しています。以下、今回はこの両ツールを用いたバリュー・イノベーションの実現のための手法を解説していくことにしましょう。


初出:ビジネスリスク経営研究所『Business Risk Management』2007年9月号

関連書籍:『キムとモボルニュの「ブルー・オーシャン戦略」がわかる本』(秀和システム)

第5回
競争のない市場を開拓する① キムとモボルニュのブルー・オーシャン戦略

 近年、最も話題になったビジネス理論のひとつに「ブルーオーシャン戦略」があります。これは、フランスのビジネス・スクールINSEADで経営戦略論を教えるW・チャン・キムとレネ・モボルニュによって提唱されました。

 ブルー・オーシャン戦略は、血みどろの競争が繰り広げられる市場から賢明なる戦略移行で未知の市場空間を開拓することを目指します。今回は、注目のブルー・オーシャン戦略と従来の経営戦略論の相違点や、基本的な手順について解説していくことにしましょう。


初出:ビジネスリスク経営研究所『Business Risk Management』2007年8月号

関連書籍:『キムとモボルニュの「ブルー・オーシャン戦略」がわかる本』(秀和システム)

第4回
競争に勝つための戦略② 3つの基本戦略と業界内部の競争分析

 前回は、マイケル・E・ポーターの「競争の戦略」の中から「ファイブ・フォース」について解説しました。一方、ポーターは、5つの競争要因に対処するための基本戦略には、煎じ詰めると3つしかないと指摘しています。今回はポーターがこのように提唱する「3つの基本戦略」がテーマです。ファイブ・フォースと併せてぜひとも理解しておきたいポーターの事業戦略論と言えるでしょう。


初出:ビジネスリスク経営研究所『Business Risk Management』2007年7月号

関連書籍:『マイケル・E・ポーターの「競争の戦略」がわかる本』(秀和システム)

第3回
競争に勝つための戦略① ポーターのファイブ・フォース

 今回は、マイケル・E・ポーターの「競争の戦略」の中から「ファイブ・フォース」について解説します。著名経営学者ポーターが著した、経営戦略のバイブルとして読み継がれている著書「競争の戦略」は、ビジネスの現場で実際に使える手法とその活用法が具体的に記されています。その中でも「ファイブ・フォース」はぜひともおさえておきたいビジネス理論のひとつです。ここではこの概要を平易に解説しましょう。


初出:ビジネスリスク経営研究所『Business Risk Management』2007年6月号

関連書籍:『マイケル・E・ポーターの「競争の戦略」がわかる本』(秀和システム)

第2回
いまさら人に聞けないコトラーのマーケティング論 その弐

 前回は、マーケティングの基本手順として、コトラーが提唱する「R→STP→MM→I→C」という5つのステップを掲げました。今回は、この手順の第③ステップにあたる「マーケティング・ミックス」について解説したいと思います。マーケティング・ミックスは、マーケティングの基本を理解する上でも必須の項目です。コトラーがマーケティング・ミックスについてどう述べているのか、この記事でご理解ください。


初出:ビジネスリスク経営研究所『Business Risk Management』2007年6月号

関連書籍:『今日から即使えるマーケティング戦略50』朝日新聞社

第1回
いまさら人に聞けないコトラーのマーケティング論 その壱

 第1回目は、フィリップ・コトラーのマーケティング理論の概要からです。ビジネスパーソンで、コトラーの名を知らない人は皆無だと思いますが、コトラー理論を知っている人は案外少ないかもしれません。ここでは、コトラーのマーケティング理論を前半と後半の2回に分けて解説することにします。

 前半の第1回目は、マーケティングの基本的な意味とマーケティング手法の定石についての話です。さらに後半の第2回目では、マーケティング・ミックスの定石について解説することにしましょう。


初出:ビジネスリスク経営研究所『Business Risk Management』2007年5月号

関連書籍:『今日から即使えるマーケティング戦略50』朝日新聞社


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© Akira Nakano pcatwork.com 1999~2008