4. 競争の基本戦略③ 集中戦略

 競争の基本戦略、その3番目は、特定の地域や購入者などに経営資源を集中する「集中戦略」です。そして、経営資源を集中した特定セグメントで、コストのリーダーシップ戦略か差別化戦略、ときにはその双方を実施します。
 特定のセグメントには、次のようなものがあります。
・地理的セグメント(地域、都市)
・デモグラフィック・セグメント(年齢、世帯規模、所得、職業、教育水準、世代、社会階層)
・サイコグラフィック・セグメント(ライフスタイル、パーソナリティ)
 ポーターは、集中戦略に成功すると、次のようなメリットを享受できると指摘します。
 まず、一般的に業界平均より高い収益を得られるというメリットです。集中戦略では、ターゲットを絞り込んでいるため、より効率のよい戦いができるからです。また、特定のセグメントにおいてコストのリーダーシップ戦略または差別化戦略をとるのですから、5つの競争要因に対しても有利なポジションを築けます。
 加えて、集中戦略は、ターゲットを絞り込むことが差別化とも考えられます。そして、そのターゲットに対してコストのリーダーシップ戦略を展開すれば、差別化と低価格化を同時に実現できる余地も、十分に考えられます


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© Akira Nakano pcatwork.com 1999~2009