エリヤフ・ゴールドラットの「制約理論(TOC)」がわかる本

toc

2006年1月1日 秀和システム 600円


【本書の主な内容】
第1章:TOC——制約理論の全体像—
第2章:TOCのキー概念「集中の5段階」
第3章:制約条件管理の具体的手法
第4章:TOCの思考プロセス
第5章:TOCの評価尺度
第6章:TOC演習

 ビジネス小説「ザ・ゴール」の著者エリヤフ・ゴールドラットが提唱する「制約理論(TOC)」について解説した本です。
 本来、「ザ・ゴール」は制約理論を広めることを目的に執筆されたものですが、「ザ・ゴールは知っているけれど、制約理論は知らない」という人が、案外多いようです。
また、「ザ・ゴール」他、ゴールドラットの著書が基本的にビジネス小説形式をとっているため、制約理論の全体像が分かりにくいきらいがあります。
 本書ではこうした背景から、まず制約理論の全体像を明示し、その後、制約理論を構成する各パーツを丁寧に解説しています。たった、112ページの本ながら、制約理論の全体像をスピーディーに理解するには最適の一冊です。

■「制約理論」とは?
ビジネス小説「ザ・ゴール」の著者エリヤフ・ゴールドラットが提唱した生産工場のための理論で、「制約条件」を発見し、それを徹底的に活用することが考えのベースになっています。
制約理論は英語で「Theory of Constraints」と呼び、略して「TOC」と呼びます。また。「Constraints Management(略称CM)」と賞することもあります。

■制約条件とは?
システムの中にある最も脆弱な部分、すなわち「ボトルネック」のことを指します。ゴールドラットは、システムの全体のパフォーマンスを向上するには、部分的な改善ではなく、制約条件を発見、それを活用することが重要と指摘します。

■制約理論の基本構造
制約理論は、理論の中心となる「集中の5段階」をベースに、「TOCの思考プロセス」「制約条件管理の具体的手法」「TOCの評価尺度」からなります。この基本構造をあらかじめ理解しておくと、TOC—制約条件理論をスムーズに理解できるはずです。

■集中の5段階
システムのパフォーマンスを向上するための継続的改善手法です。制約理論のベースになる考えで、ステップは下記の通り5つからなります。
ステップ1 システムの制約条件を見つける
ステップ2 制約条件を徹底活用する
ステップ3 制約条件以外のすべてを制約条件に従属させる
ステップ4 制約条件の能力を高める
ステップ5 制約条件が解消された、惰性を避けて1に戻る

© Akira Nakano pcatwork.com 1999~2008