ドラッカーの未来社会論
知識社会の到来、知識社会を生き抜く術
〜現代社会の断絶に未来社会をかいま見る〜

 ドラッカーは、自分自身のことを「社会生態学者」と定義しました。社会生態学者とは、生物学者が生物の生態を観察して記述するように、社会生態を観察して記述する人のことを指します。

 社会生態学者としてのドラッカーは、まだ人が気づいていない新たな社会生態を発見し、それを世に問いました。結果それらは、社会の最新の動きを指摘することになりました。そういう意味で言うと、ドラッカーは社会の未来を指摘したとも言えます(もっともドラッカー自体は、自分は未来学者では絶対にない、と断言しましたが)。

 ここでは、ドラッカーが社会生態にどのような未来を見たのか、知識社会というキーワードの元に見ていきたいと思います。


初出:日本経営協会『オムニ・マネジメント』2007年10月号

関連書籍:『ドラッカーが描く未来社会』(秀和システム)


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