カフェde読む 図解シュンペーターの経済学がよくわかる本 

Schumpeter-cover

2014年3月12日 Ver1.0発行

2015年11月25日 Ver2.0発行

電子書籍 500円(Amazonへ)

※iBooks、楽天koboからもダウンロードできます


【内容紹介より

 「本作品は2009年8月に秀和システムより出版された『シュンペーターの経済学がよくわかる本』を一部修正し、電子書籍版として出版したものです。

 日本における長引く経済的停滞感──。

 経済の発展にはイノベーションが欠かせないと指摘したのは、シュンペーターです。

 本書では、シュンペーターのイノベーション論を豊富な図解でわかりやすく解説しています。

 また、このイノベーション論をもとに、景気循環論、資本主義衰退論、さらにはドラッカー、ロジャース、クリステンセン、ムーアらの現代におけるイノベーション論についても言及しています。

 シュンペーターのみならず、イノベーションについて深く理解したい方は必読の書です。

 

【目次】

第1章 シュンペーターとは何者か

1-1  野心家シュンペーター

1-2  シュンペーターの生涯

1-3  シュンペーターの主要著作

1-4  シュンペーター経済学とイノベーション

1-5  イノベーションから資本主義衰退論へ

column1  シュンペーターの「アンナの日記」


第2章 経済発展と企業者・銀行家

2-1  静態的と動態的

2-2  経済を静態的に見る

2-3  社会発展を動態的に分析する

2-4  経済を発展させる新結合

2-5  企業者と銀行家

2-6  企業者とは何か

2-7  企業者と起業家

2-8  企業者と経営者

2-9  イノベーションへの3つの動機

2-10  企業者に求められる3つの資質

2-11  銀行家の役割

2-12  企業者・銀行家としての渋沢栄一

2-13  企業者を必要とする現代

column2  シュンペーターの自己評価方法


第3章 経済発展とイノベーション

3-1  経済発展の原動力・イノベーション

3-2  イノベーションについて再考する

3-3  新結合の5つのパターン

3-4  コダックのフィルム式カメラ(パターン①-1)

3-5  グーグルの検索連動型広告(パターン①-2)

3-6  トヨタ自動車のカンバン方式(パターン②)

3-7  任天堂のゲーム&ウォッチ(パターン③)

3-8  3Mのポスト・イット(パターン④)

3-9  デルのBTO実現型ネットワーク組織(パターン⑤)

3-10  供給サイドのイノベーション(特徴①)

3-11  旧結合とイノベーション(特徴②)

3-12  収穫逓減の法則を打ち破る(特徴③)

3-13  イノベーションが困難な理由

column3  既存の要素の新しい組み合わせ


第4章 循環する景気

4-1  イノベーションと景気循環

4-2  景気循環の基本メカニズム

4-3  4局面に進展する景気循環

4-4  3つの景気波を同時に考える

4-5  コンドラチェフ循環

4-6  ジュグラー循環

4-7  キッチン循環

4-8  クズネッツ循環とワードウェル循環

4-9  3つの波動を合成する

4-10  シュンペーター理論への批判

4-11  シュンペーターの不況対策

4-12  シュンペーターとケインズ

column4  シュンペーターとケインズ


第5章 社会主義への発展

5-1  『資本主義・社会主義・民主主義』

5-2  シュンペーターにとっての資本主義

5-3  トラスト化資本主義

5-4  企業者の衰退

5-5  資本主義への敵対

5-6  個人主義的功利主義と新たな経済人

5-7  資本主義から社会主義へ

5-8  シュンペーターが描いた社会主義

5-9  社会主義化への条件

5-10  企業者精神は死ななかった

5-11  社会主義化のトレンド

5-12  老子の小国寡民

column5  ドラッカーの著作に見るシュンペーター


第6章 シュンペーターから現代へ

6-1  シュンペーターの残したもの

6-2  イノベーションの7つの機会

6-3  クリステンセンの破壊的イノベーション

6-4  ロジャーズのイノベーションの普及

6-5  キャズムとイノベーション

6-6  需要創出型イノベーション

6-7  イノベーションとマネジメント

6-8  イノベーションとマネジメントの統合

6-9  変化したシュンペーターの野心

6-10  現代から見たシュンペーター


  

© Akira Nakano pcatwork.com 1999~2022