2014年10月16日
【内容紹介より】
本作品は電子書籍『財政改革に挑んだサムライ達』を分冊して出版したものです。
ペリー来航で一挙に開国へと向かう日本──。これにより新たな時代へと進むことになります。
第4作の本作では、小栗忠順、栗本鋤雲、島津斉彬、鍋島直正らはどのような財政改革に取り組んだのかを記しています。
【目次】
一 黒船来航と二重の断絶
・大きなタライとハマグリ
・日米和親条約の成立
・二重の断絶にさらされる日本
・断絶に見る連続性
・横須賀に製鉄所・造船場を造る
・横須賀製鉄所の設置経緯
・フランスからの借款計
・忘れられた小栗忠順
二 島津斉彬の集成館事業
・開明派大名・島津斉彬
・斉彬の集成館事業
・初の日本製蒸気船
・カッテンディーケが見た初の日本製蒸気船
・外国人が見た集成館
・工業立国への先鞭をつける
三 工業立藩を目指す鍋島直正
・フェートン号事件の痛恨
・鍋島藩の財政状況と藩政改革
・財政再建のためのあの手この手
・直正・外国船に乗る
・工業立国に一歩踏み出す
・川路聖謨が見た佐賀藩の反射炉
・日本初の海軍を設置
・オランダ商館との接触
・人材の育成と引き抜
・工業立国の針路を示す