
2010年3月30日
朝日新聞出版 1700円
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【本書の内容】
現代の企業社会日本の原点は幕末にある──。本書は、このニッポン株式会社の原点について探った本です。
そして、このニッポン株式会社の原点で、三菱グループの祖である岩崎弥太郎が、どのようなポジションにあったのか、小栗忠順や坂本龍馬、渋沢栄一
らとの対比で浮き彫りにしたのが本書です。
彼らが、企業社会ニッポンの原点で果たした役割を見ると、資本主義社会の原風景とも言える、「資本の論理」と「資本の倫理」の相克までもが見えてきます。
岩崎弥太郎を筆頭にしたこの4人が、ニッポン株式会社の原点でどのような役目を果たしたのか、ぜひ、本書でご確認ください。
【目次】
第1章 ニッポン株式会社の胎動
第2章 株式会社を目指す海援隊
第3章 岩崎弥太郎の下積み時代
第4章 渋沢栄一のフランス修行
第5章 合本主義と道徳経済合一論
第6章 三菱商会と専制独占主義
第7章 海運をめぐるチキンゲーム
第8章 資本の理論と資本の倫理