
2006年7月29日
秀和システム 600円
【本書の主な内容】
「いま、最もホットな経営戦略は?」と問われたら、皆さんはどう答えますか。筆者ならば、迷わず「ブルー・オーシャン戦略」と回答するでしょう。
ブルー・オーシャン戦略は、フランスのビジネス・スクールINSEADで経営戦略論を教えるW・チャン・キムとレネ・モボルニュが提唱する戦略論です。血みどろの競争に心血を注ぐのではなく、「ブルー・オーシャン=豊穣なる新市場」の創造に、企業の力を振り向けよ、とするのがキムとモボルニュの考えです。そして、その具体的手法を示したのがブルー・オーシャン戦略に他なりません。
2004年10月号「ハーバード・ビジネス・レビュー」にブルー・オーシャン戦略が発表されると、この新しい理論に世界中の注目が集まりました。そして、翌年には同名の書籍が出版され、世界中でベストセラーになっています。
本書は、こうした話題を振りまくブルー・オーシャン戦略を、図解をふんだんに用いながら、わかりやすく解説するものです。本書を一読してもらえれば、ブルー・オーシャンの基本となる概念を素早く理解できると思います。
とはいえ、ブルー・オーシャン戦略の本家本元は、キムとモボルニュが著した「ブルー・オーシャン戦略」(ランダムハウス講談社)です。当然、本書の多くも、同書に負っています。ブルー・オーシャン戦略について、より詳細に知りたい方は、ぜひ原典を読んでもらいたいと思います。
では、キムとモボルニュのブルー・オーシャン戦略の世界へ、皆さんをお連れいたしましょう。
【目次】
第1章 ブルー・オーシャン戦略とは何か
第2章 ブルー・オーシャン戦略が注目される理由
第3章 現状の分析と戦略の方向付け
第4章 戦略策定の具体的手法
第5章 ビジネス・モデルの構築
第6章 ブルー・オーシャン戦略の導入と実行
第7章 持続的成長を目指すために