2007-11-7
MVNOとNOVAの勘違い

 今日、新聞をなにげなく見ていたら、目に入った言葉がありました。MVNOがそれです。MVNOとは、Mobile Virtual Network Operatorの略で、一般的に「仮想移動通体信事業者」と訳されています。

 現在の移動体通信事業者は、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルの3強に寡占されています。このような市場環境の中で、モバイルビジネスをより活性化すべく、通信インフラを借り受けて移動体通信サービスを提供しやすくする環境作りが、政府主導型で進められています(詳しくは総務省のモバイルビジネス活性化プランを参照ください)。このように、通信インフラを持たずに移動体通信サービスを提供する事業者のことをMVNOと呼びます。

 一方、現在わたしは、通信業界に関する本を書いているところです(ちなみに筆者の過去の著作についてはこちらをどうぞ)。その関係もあって、新聞をざっと見していた時に、MVNOが目に止まったというわけです。

 何かMVNOで新しい動きでもと思い、見出しをきちんと読むと、
「NOVA事業譲り受けで記者会見」
という内容でした(日本経済新聞2007年11月7日朝刊11面)。要するにNOVAをMVNOと見間違えたわけです。

 その時ふと思ったのは、関心事によって新聞から拾う情報も異なるということです。わたしがNOVAに授業料を納めていたならば、MVNOという見出しを見て「NOVAの記事では !?」と思ったかもしれません。また、MVNOに関心がない人ならば、NOVAをMVNOと読み間違えることは、まずないはずです。

 このように考えると、関心事を持つことなしに、情報を収集するのは難しい、ということでしょう。興味こそ発見の母なのかもしれません。

追記
 しかし今回のNOVA騒動、受講者の方々には、なんとか未消化分授業料だけでも返ることを期待したいものです。

© Akira Nakano pcatwork.com 1999~2009