2008-8-20
32年前のスティーブ・ライヒ ライブ

 先月の4日のことなんですが、NHK12の「芸術劇場」でスティーブ・ライヒのライブをやってました。いや感激しました。

 ライヒといえばミニマル・ミュージック、「18人の音楽家のための音楽」が代名詞でしょうか。テクノ・ミュージシャンにも大きな影響を与えているのは周知の通りです(ColdCutやKen Ishiなどが参加する「Reich Remixed」というアルバムもある)。

 私は「18人の音楽家のための音楽」のライブを見るのは初めてでした。しかし、ただならぬ緊張感の連続で、久しぶりに興奮してテレビを見てしまいました。ちなみに、NHKでは今年の12月からNHKオンデマンドを始めるということなので、やがてはこの映像も見たいときに見られるようになるでしょうね。

 ところで、このライブを見た翌日に探したものがあります。写真のカセットテープです。ナショナル製のカセットなどいまや見ることはできないと思いますが、実はこのテープに1976年のベルリン・メタムジーク・フェスティバルで演奏された「18人の音楽家のための音楽」が録音されています。

 録音日時は1977年9月11日です(写真2)。NHK FMの何かの番組(たぶん「現代の音楽」という番組)から録音したものです。77年ですから私が中学三年生のときです。いや〜、懐かしい。カセットのカードがナショナル製オリジナルでないのが残念ですが、FMレコパル(当時出版されていたFM番組表付き音楽雑誌)のおまけというのが泣かせます(写真3)。
 
 なお、カセットテープのラベルに「P.F.M(プレミアーター・フォルネリア・マルコーニ)」と記されているのには理由があります。

 当時、90分のノーマルテープは650円で、中学生には大変高価なものでした。ましてやレコードなどそうそう買えませんから、音楽はラジオから録音します(これを当時はエアチェックと言っていた・・・死語ですね)。しかも、テープを有効活用するため、録音したけどいまいちなものは、その上から別の曲を録音するというわけです。

 なので、このカセットテープの場合、最初はP.F.Mの曲が録音されていたため、ラベルにも「P.F.M」と表示されているわけです。ちなみに、消去したP.F.Mのアルバムは「Chocolate Kings」だったような気が・・・。でも、いまでもP.F.M好きですよ。名作「Cook」とか、iPodにも入ってますしね。

 なお余談ながら、77年当時もライヒの曲は現代音楽と言われてました。そして、30年たったいまも同様です。現代音楽って、いったいいつの時代のことを言うんですかねぇ。不思議です。

© Akira Nakano pcatwork.com 1999~2008