今週初頭から3泊4日で、鹿児島市および奄美大島へ取材に行ってきました。初日は鹿児島市内、2日目は奄美の中心地・名瀬、そして最終日は奄美大島南部にある宇検村(うけんそん)で宿泊しました。
この宇検村は空港からだとバスで3時間ほどかかる所です。ここでわたしが泊まったのは丸太旅館という家族経営の小さな宿でした。6500円で2食付き。コスト・パフォーマンスは非常に高かったです。
ところでその晩、黒糖焼酎を飲みながら、宿のご主人と四方山話を楽しみました。宿の方といろいろ話ができる点は、家族経営のいいところですよね。お値段以上のことかもしれません。ただ話の内容は、決して明るいものばかりではなかったです。
いわゆる僻地にある宇検村では、人口が2000人余り、世帯数は約1000世帯です。この数字からもだいたい推測できるように高齢化の進展が著しく、高齢化率(全人口に占める65歳以上の割合)は38.6%にも達するとのことです。
村を歩いていてもお年寄りばかりで、子供の数が極端に少ないのが印象的でした。自然はとても豊です。でも、活気という点ではやはり心配になってきます。
この点に関して宿のご主人は、「仕事がないけん。若い人たちは食っていかれんもん」と、切実なことをおっしゃってました。ご主人の息子さんも島を出て、いまは鹿児島市にいらっしゃるそうです。
その仕事という点では、村のあちこちで道路工事が行われているのが目につきます。公共事業での地域経済活性化ということでしょう。確かに道路工事は、一定の就業機会を提供すると思います。しかし、誰しもが道路工事を生業にしたいわけではありません。そういう意味で、この恩恵が本当に宇検村の人たちに還元されているのかと、少々疑問に感じました。
自然は豊かで、それで仕事があれば、本当はいうことないですよね。そうした生活環境をあちこちで成立できたならば、都市と地方の格差もずいぶん狭まるんでしょうね。何かいい知恵ないもんですかねぇ。
ちなみに、丸太旅館の所在は下記の通りです。
丸太旅館
鹿児島県大島郡宇検村湯湾711-2
電話番号 0997-67-2011
旅窓やウェブサイトで情報提供されておられず、わたしは電話で直接予約しました。宇検村にはコテージをもつ宿泊施設などもありますが、こうしたアットホームな宿も捨てがたいのではないでしようか。
